【キャリアチェンジ図鑑・20代編】第1回:ITエンジニア・プログラマー|未経験でも転職できる?
おはようございます。今日も家と会社の往復、お疲れ様です。
「新卒で入った会社、なんか違う気がする」
「ITエンジニアって稼げるって聞くけど、文系の自分には無理かな」
「第二新卒って、もう手遅れじゃないよね?」
そんなことを、スマホをスクロールしながら考えている人に読んでほしい記事です。
結論から言います。20代・未経験でも、ITエンジニアへの転職はできます。むしろ、20代のうちに動くことが最大のアドバンテージです。
でも、正直に言います。「誰でも簡単になれる」とは言いません。努力は必要です。ただ、その努力の方向さえ間違えなければ、確実に道は開けます。
転職5回・求人会社で3年間採用側を経験したふうぱーが、リアルな話をします。
ITエンジニア・プログラマーとは?
ITエンジニアとひとことで言っても、実は職種はかなり幅広いです。
大きく分けると、システムの設計・開発を行うシステムエンジニア(SE)、コードを書いてプログラムを作るプログラマー(PG)、Webサービスやアプリを作るWebエンジニア、インフラやサーバーを管理するインフラエンジニアなどがあります。
転職を目指す20代・未経験の方が最初に狙いやすいのは、Webエンジニアやインフラエンジニアの入門ポジションです。企業によっては「研修あり・未経験歓迎」で採用しているところも多く、ポテンシャル採用のチャンスが十分あります。
仕事の内容は、Webサービスの機能追加・バグ修正・新規開発などが中心になります。最初はチームの先輩のコードを読んで理解するところから始まることが多く、いきなり大きなシステムをひとりで作る、というわけではありません。
20代未経験でもITエンジニアになれる?(正直なところ)
なれます。ただし、条件があります。
求人会社に勤めていたとき、未経験からエンジニア採用に成功した20代を何人も見てきました。共通していたのは、「学習の継続」と「熱意の見せ方」の2点でした。逆に、「なんとなく稼げそう」という動機だけで応募して落ちていく人も多かった。採用担当はその温度差を、面接でちゃんと見ています。
20代・第二新卒が持っている武器は、吸収力・ポテンシャル・育てやすさです。30代の未経験転職と比べると、企業側の採用ハードルは明らかに低い。「伸びしろに投資する」という判断が会社側にとっても合理的だからです。
大事なのは、「私は学べます」という証拠を少しでも持っていくこと。プログラミングスクールの修了証でも、独学でつくったポートフォリオでも、GitHubのコミット履歴でも構いません。何かひとつ、行動の跡を見せられれば、ぐっと通過率が上がります。
転職する具体的なステップ
STEP1:自分がどのエンジニアを目指すか決める
まず「ITエンジニア」という大きなくくりの中で、どの方向に進むかを決めます。Webサービスが好きならWebエンジニア、裏側のインフラやネットワークに興味があるならインフラエンジニア、という具合です。最初から完全に決まらなくても大丈夫ですが、「なんでもいい」より「これを目指したい」がある方が、学習も面接も前に進みやすいです。
STEP2:プログラミングの基礎を学ぶ
独学でもスクールでも、まずは1〜3ヶ月で基礎を固めます。WebエンジニアならHTML・CSS・JavaScriptあたりから始めるのが定番です。無料の学習サービス(Progate、ドットインストールなど)でも十分スタートできます。ある程度自走できるようになったら、簡単なポートフォリオを作りましょう。採用担当に「この人は動ける人だ」と思わせるための、一番シンプルな証拠になります。
STEP3:転職エージェントに登録して求人を探す
独学やスクール学習と並行して、転職エージェントへの登録も早めに動きましょう。エージェントに登録すると、今の自分のスキルレベルで応募できる求人の感覚がつかめます。「まだ準備できていないから」と後回しにする人が多いですが、市場感を知るだけでも行動の質が変わります。求人会社で働いていた経験から言うと、エージェントは使い倒してナンボです。担当者との相性も大事なので、複数社に登録して比較するのが正解です。
STEP4:ポートフォリオと職務経歴書を整えて応募する
学習の成果物(ポートフォリオ)をGitHubやWebで公開し、職務経歴書に「何を学び、何を作ったか」を具体的に書きます。前職が全く異業種でも、「なぜITエンジニアを目指したのか」「学習にどう取り組んできたか」を論理的に伝えられれば、十分勝負になります。面接では技術力より「この人と働けるか」を見られることも多い。社会人経験がある20代の強みが、ここで活きてきます。
平均年収と将来性
気になる年収の話をします。
未経験からエンジニア転職した場合、20代の初年度年収は320万〜380万円が相場です(2025年現在)。企業規模や地域によって差はありますが、最初はこのくらいを目安にしてください。
ITエンジニア全体の平均年収は約469万円(doda調査)で、全職種の平均429万円を上回っています。30代になると約499万円、40代では約618万円と、経験を積むごとに確実に上がっていく傾向があります。
将来性については、正直に言って明るいです。AI・クラウド・DXの波は止まらず、エンジニア不足は今後も続くとみられています。スキルアップ次第でフリーランスや外資系企業への道も開けますし、20代のうちにしっかり基礎を固めれば、10年後・20年後のキャリアの選択肢は大きく広がります。
【番外編】ITエンジニアの年収で始める、無理のない資産形成
ここで少し、お金の話をさせてください。
転職してエンジニアになることも大事ですが、稼いだお金をどう活かすかも同じくらい大切です。私自身、投資・不動産を実践しながら情報発信していますが、20代は時間が最大の武器だと何度でも伝えたい。
たとえば、未経験エンジニアとして年収350万円でスタートしたとします。手取りはおよそ月22万〜23万円ほど。その20%、約月4万5,000円をNISA積立枠でeMAXIS Slim全世界株式(通称オルカン)に投資し続けると、年利5%複利で計算した場合、次のようになります。
| 期間 | 月4万5,000円を積み立てた場合 |
|---|---|
| 10年後 | 約698万円 |
| 20年後 | 約1,854万円 |
| 30年後 | 約3,766万円 |
「いきなり月4万5,000円は難しい」という方向けに、月3万円からスタートした場合も見てみましょう。
| 期間 | 月3万円を積み立てた場合 |
|---|---|
| 10年後 | 約465万円 |
| 20年後 | 約1,236万円 |
| 30年後 | 約2,510万円 |
ここで大事な比較を一つ。25歳から始めた場合と、35歳から始めた場合の差を見てください。
月3万円を25歳から35年間続けると、60歳時点で約3,400万円。同じ月3万円を35歳から25年間続けると、約1,800万円。10年早く始めるだけで、約1,600万円の差が生まれます。
これが複利の力です。20代のうちに動くことが、キャリアだけでなく資産形成においても最大の正解です。
※上記はすべてNISA積立枠を活用し、年利5%複利で計算したシミュレーションです。実際の運用成果を保証するものではありません。
向いている人・向いていない人
ITエンジニアに向いている人
ものを作ることに喜びを感じる人、論理的に考えることが好きな人、調べて試して解決するプロセスが苦にならない人は、エンジニアの仕事と相性がいいです。また、変化が多い環境を楽しめる人、新しい技術に対してワクワクできる人も向いています。
前職の経験は意外と活きます。私が求人会社で勤めていたとき、営業出身のエンジニアが「要件定義がうまい」と重宝されているケースを何度も見ました。コミュニケーション力や業界知識は、純粋な技術職との差別化になります。
ITエンジニアに向いていない人
エラーが出るたびに気持ちが折れてしまう人、調べることや試行錯誤が苦手な人は、最初の壁を越えるのがしんどいかもしれません。「稼げそうだから」という動機だけで飛び込むと、学習の継続が難しくなります。ただ、これは最初の話で、続けるうちに変わる人も多いです。
まとめ|動いた分だけ、未来は変わる
20代でITエンジニアを目指すことは、現実的な選択肢です。
未経験でも、第二新卒でも、文系でも、今から学んで動けば道は開けます。大事なのは「完璧に準備してから」ではなく、「今の自分でできる一歩を踏み出すこと」。採用担当として見てきた経験から言っても、動いている人と動いていない人の差は、時間が経つほど開いていきます。
キャリアも、お金も、早く動いた方が有利。それがすべてです。
漠然とした不安を抱えて時間を消費するより、動いた方が人生は変わる。
学んで、行動して、自分の人生を生きましょう。
