【キャリアチェンジ図鑑・20代編】第7回:薬剤師の転職|年収・職場の選び方・動くべきタイミングを正直に話します
おはようございます。今日も家と職場の往復、お疲れ様です。
「薬剤師の資格を持っているのに、なんか今の職場、違う気がする」
「同期の薬剤師より年収が低い気がして、もやもやしている」
「転職したいけど、タイミングがわからなくて動けていない」
そんなことを、休憩室でスマホを見ながら考えているあなたに読んでほしい記事です。
結論から言います。薬剤師は、職場を変えるだけで年収が100万円以上変わることがある職種です。そして20代のうちに動くことが、キャリアと収入の両方にとって最も効果的なタイミングです。
でも、正直に言います。「転職すれば必ず年収が上がる」とは言いません。職場選びを間違えると、今より悪くなることもあります。だからこそ、正しい情報と正しい手順で動くことが大切です。
転職5回・投資・資産形成を実践しながら情報発信しているふうぱーが、20代薬剤師の転職リアルをお伝えします。
20代薬剤師の年収のリアル
まず、数字から見ていきましょう。
厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」によると、20代前半(20〜24歳)の薬剤師の平均年収は約400万円、20代後半(25〜29歳)では約501万円です。同年代の全職種平均(25〜29歳で約394万円)と比べると、すでに100万円以上高い水準です。
薬剤師は6年制薬学部の卒業が必要なため、最短でも24歳から就職となります。つまり「20代前半」の数字は実質24歳だけのデータです。そう考えると、スタートから他職種より大きく有利なポジションにいることがわかります。
ただし、同じ薬剤師でも勤務先によって年収は大きく変わります。マイナビ薬剤師の求人データによると、ドラッグストアで約512万円、製薬会社で約543万円、調剤薬局で約488万円、病院薬剤師で約435万円と、最大で100万円以上の差があります。「薬剤師だから年収は同じ」という思い込みは危険です。今いる職場が、市場全体と比べてどの水準にあるかを知ることが、転職を考える第一歩になります。
20代薬剤師が転職を考えるべきタイミング
「なんとなくもやもやしている」という状態は、実は転職を考え始めるサインです。でも、「いつ動くか」のタイミングを間違えると、キャリアに傷がつく場合もあります。
転職を真剣に考えるべきタイミングは、次のような状況です。同職種の平均年収より明らかに低い待遇が続いているとき、職場の人間関係や労働環境がメンタルに影響し始めているとき、スキルアップや経験を積む機会がなく成長を感じられなくなったとき、管理薬剤師などのキャリアアップが見込めない職場環境にいるとき。こういった状況に2つ以上当てはまるなら、動き出すタイミングが来ています。
求人会社で働いていた経験からも言えますが、「もう少し様子を見よう」と後回しにする人ほど、転職のベストタイミングを逃します。特に薬剤師は引く手あまたの職種です。動こうと思ったときに、求人がないということはまずありません。まず情報を集めることから始めることをおすすめします。
転職する具体的なステップ
STEP1:今の自分の年収が市場水準と比べてどうかを確認する
まず「自分の年収は低いのか、適正なのか」を把握します。同年代・同職場タイプの平均年収と比較して、明らかに低いようであれば転職で改善できる可能性が高いです。逆に「今の環境が実は恵まれている」と気づくこともあります。転職の判断は、客観的なデータを見てから行うのが正解です。
STEP2:どの職場タイプが自分の希望に合うかを整理する
ドラッグストア・調剤薬局・病院・製薬会社・在宅薬剤師——それぞれメリットとデメリットがあります。「年収を上げたい」ならドラッグストアや製薬会社、「専門性を深めたい」なら病院薬剤師、「ワークライフバランスを整えたい」なら調剤薬局やクリニック、という方向性で整理するとイメージしやすいです。
STEP3:薬剤師専門の転職エージェントに相談する
薬剤師の転職市場は、一般の転職サービスとは別物です。薬剤師専門のエージェントを使うと、非公開求人へのアクセス・年収交渉の代行・職場の内部事情(残業実態・人間関係・離職率)の情報収集まで、一人では動きにくい部分をプロがカバーしてくれます。
ここで一つ、強くおすすめしたいサービスがあります。
アイリードは、薬剤師による薬剤師のための転職支援サービスです。担当者が現役・元薬剤師で構成されているため、「薬剤師ならではの働き方の悩み」や「職場の実態」を薬剤師目線で正確に把握しています。一般のエージェントと違い、「薬剤師として何が大切か」を理解した上でサポートしてくれる点が大きな強みです。20〜40代の正社員転職に特に強く、面談申込は無料です。転職を決める前の情報収集段階から活用できます。
STEP4:条件を比較して、納得のいく転職先を選ぶ
年収の額面だけでなく、賞与・住宅補助・交通費・残業手当を含めた実質年収で比較します。また、調剤薬局やドラッグストアは「管理薬剤師へのキャリアアップ」が年収に直結するため、昇給制度や評価基準を事前に確認しておくことが重要です。エージェント経由で複数の職場を並べて比較できると、判断がしやすくなります。
平均年収と将来性
改めて整理します。
政府統計(令和6年賃金構造基本統計調査)によると、薬剤師の平均年収は599.3万円で、前年比21.4万円増と上昇傾向にあります。20代前半で約400万円、20代後半で約501万円、30代前半で550万円超、40代以降は600万円超と、経験を積むごとに着実に上昇していきます。
地域による差も大きく、地方では薬剤師不足を背景に好条件を提示する医療機関や薬局が多く、都市部より年収が高くなるケースも珍しくありません。今の勤務地にこだわらず視野を広げることも、年収アップの有効な手段のひとつです。
将来性については、厚生労働省が発表した有効求人倍率のデータによると「医師・歯科医師・獣医師・薬剤師」の有効求人倍率は1.90倍で、全職業の平均1.05倍を大きく上回っています。需要が供給を上回り続けている職種であり、資格さえあれば今後も安定したキャリアが期待できます。
【番外編】薬剤師の年収で始める、本気の資産形成
ここで少し、お金の話をさせてください。
薬剤師は20代から他職種より高い年収を得られる職業です。だからこそ、「稼いだお金を早く動かす」ことが、将来の選択肢を大きく広げます。
たとえば、20代後半で年収500万円(手取り約32万〜33万円/月)の場合、その20%の月6万4,000円をNISA積立枠でeMAXIS Slim全世界株式(通称オルカン)に投資し続けると、年利5%複利で計算した場合、次のようになります。
| 期間 | 月6万4,000円を積み立てた場合 |
|---|---|
| 10年後 | 約992万円 |
| 20年後 | 約2,636万円 |
| 30年後 | 約5,352万円 |
「まずは少額から」という方向けに、月3万円スタートの場合も見てみましょう。
| 期間 | 月3万円を積み立てた場合 |
|---|---|
| 10年後 | 約465万円 |
| 20年後 | 約1,236万円 |
| 30年後 | 約2,510万円 |
月3万円を25歳から始めると60歳時点で約3,400万円。35歳から始めると約1,800万円。10年早く始めるだけで約1,600万円の差が生まれます。
薬剤師として安定した収入を得ながら、早いうちから投資を習慣にすること。それが「お金のために働き続ける」のではなく「やりたい医療に集中できる人生」を手に入れる最短ルートです。
※上記はすべてNISA積立枠を活用し、年利5%複利で計算したシミュレーションです。実際の運用成果を保証するものではありません。
転職先の職場選びで後悔しないためのポイント
薬剤師の転職で失敗する人に共通しているのは、「年収だけで転職先を選ぶ」か「転職サイトの求人票だけで判断する」かのどちらかです。
年収が高くても、残業が多すぎる・人間関係が崩壊している・薬剤師1人体制で過剰な業務を強いられるといった職場では、長続きしません。逆に、年収が少し下がっても「定時に帰れる」「チームの雰囲気がいい」「スキルアップができる」環境を選んだ方が、長期的な満足度は高くなるケースが多いです。
職場の内部情報を得るには、薬剤師専門のエージェントを活用するのが一番の近道です。特に「担当者が薬剤師出身」のエージェントは、現場のリアルを知っている分、求人票に書かれていない実態を教えてくれる可能性が高いです。
まとめ|動いた分だけ、未来は変わる
薬剤師は、職場を変えるだけで年収が大きく変わる可能性がある職種です。そして20代のうちに動くことが、キャリアと収入の両方で最も効果的なタイミングです。
「今の職場でいいのかな」と感じているなら、それはもう動き始めるサインです。まずは薬剤師専門のエージェントに相談して、自分の市場価値と選択肢を確認するところから始めてみてください。
薬剤師による薬剤師のための転職支援アイリードなら、薬剤師目線で職場のリアルを教えてもらいながら転職活動を進められます。面談申込は無料。転職を決める前の相談だけでも、動く価値があります。
漠然とした不安を抱えて時間を消費するより、動いた方が人生は変わる。
学んで、行動して、自分の人生を生きましょう。
